今回は出張で博多からフェリーに乗って養殖場へ見学に行ってきました
壱岐の船着場から車に乗ってさらに奥へ行くと壱岐の養殖場があります
養殖場は潮の香りにあふれ意外や意外、小さい島ですが若い人がたくさん働いていて
活気があるんです。
当店でも常時店頭に並べている長崎壱岐無調色パール
通常はシミを取り除いた後に調色という作業を必ずパールはします
人間で言えばお化粧みたいなものですね。元の素材を保ちつつ
ムラの無いようにする作業が調色なんです
ところがこちらの壱岐の真珠はシミはとりますがあとは生まれたままの状態で
製品となります
しかも母貝となるアコヤ貝も通常は購入して核いれ作業となるのですが
こちらはアコヤ貝も自分で育てて母貝を作るという徹底ぶり!!
今回はアコヤ貝を育てる場所も特別に見せていただきました
同じ海で貝も作られその貝からできる真珠なんて綺麗に決まっているではないですか!!
しかもしかも真珠のメーカーさんによっては8カ月ぐらいで海から浜揚げして
真珠を取り出すところもたくさんあるのですがこちらは越年といって必ず年を
こすんです。ということは。。長い間お母さんの貝の中でいるということは
巻きも厚くなり品質の良い真珠もできるのですが中には耐えられなくて死んでしまう
アコヤ貝もでてくるリスクを伴います
そんなこだわりの社長のお話はとても興味深く参考になりました
真珠が好きで仕方がない、壱岐が好きで好きで!真珠の話になると
目をキラキラとさせて話されている姿はまるで少年のようでした
で時々真珠をね、こんなこともしちゃったとかこんなことしてみたいんだよねと
まるでいたずらっ子のように話す姿は茶目っ気たっぷりなのでした(*’▽’)
平成30年、全国真珠品評会において、農林水産大臣賞を受賞した真珠は
自信を持ってお勧めできるお品です☆彡
真珠の核いれ作業です。一つ一つ丁寧に真珠の元となる核を入れていきます
すべて手作業。山のような数に気が遠くなります(*_*)
母貝のアコヤ貝はすべてこの養殖場で生まれ育ちました
特別に見せていただきました。ここでアコヤ貝が生まれ育ちます。温度湿度管理も
徹底されていてエサとなるプランクトンも自前。すべて自己管理、責任の下に
あの輝かしい綺麗な真珠ができます。でも今は中を覗いてもなーんにも見えないのでした
それもそのはず。まだ受精したばかり
受精して間もないアコヤ貝さん。肉眼ではほぼ何も見えません。顕微鏡で見せていただきました
最後に奥の金庫から持ってきてくれた10mm越えのものすごい綺麗な真珠。
通常日本のアコヤは10mm越えなんてありません。私も長年商売してきて
最大級で9.5mm~10mmしか見たことがありませんでした
これが世に出たら一体いくらになるのでしょうか。。想像もつきません(=゚ω゚)ノ
でも社長がニヤリとしながらおっしゃいました
誰にも渡さないそうです(≧◇≦)